クッキングスクール2

クッキングスクールとのコラボによる陶器製品の開発②

健康・長寿の実現に向けた食器

県内陶器生産者の新製品開発に係わる意識啓発と、県内一般家庭への県産 陶器製品の普及を目的に、食器・調理器のデザイン開発を行った。
本事業で開発した坏土を使用し、陶器生産9工房とクッキングスクール講 師とのコラボレーションで開発に取り組んだ。

食器は料理を盛りつける器である。  そんな食器に求められるのは使いやすさ、丈夫さ、美しさ…、そして料理が美味しく見えるか。当企画ではさらに「器も料理の1つであり、そこから健康につながる」という伊是名カエ氏のディレクションのもと、美しくカロリーもコントロールできる食器を試作した。

■企画参加者
プロデュース:伊是名カエ
製作:伊是名 淳(VIVACE DESIGN)
■課題と背景
  本事業での沖縄県内消費者の調査では、陶器を購入する際の用途は日用食器という人が非常に多い反面、沖縄の陶器を購入する際の使用用途は贈答品と答える人が多かった。そういった状況の下、ユーザーが日用食器として使いたいと感じる機能性を加えて、消費者の生活に提案する形の商品開発が必要だと考えられる。
■企画概要
  「健康・長寿」をコンセプトに、本事業で開発している坏土を使用し、器のサイズや形状で適切な食事量を実現する食器の開発を行った。沖縄の土・サンゴ釉薬のぬくもりも加えることで、「美味しさ」「健康」「食事の楽しさ」を両立する「沖縄の家庭食器」を提案する。
■成果・課題
  健康を考えた食器というと、食事量を摂り過ぎないように器のサイズが小さくなり、見た目が寂しくなってしまいがちである。そこで適切な食事量を盛り付けられるサイズとともに、不足感を感じにくいデザインを検討した。まだ沖縄の陶器では十分になされていない機能性の側面から、生活者の目線に立った「暮らしの中で使われる器」へのアプローチができた。  日々の生活の中で活用される器を開発していくために、ユーザーから今求められている機能とはどのようなものか、さらなる研究が必要である。

伊是名 カエ
伊是名カエクッキングスクール代表 管理栄養士・健康運動指導士 那覇市首里出身。 学校、病院、企業の栄養士を経て 1991年にヘルスプランニング KAE を設立。 健康と美容に関するプロの知識をベースに県内複数の医療機関にて給食管理や栄養指導、 料理教室、運動指導などを行っている。また、県内各地での講演会や各メディアを通じて沖縄の食と健康についての情報を国内外 へと発信している。