Tsuboya Pottery Festival
壺屋陶器まつり
1979年、戦後まもなく始まった壺屋陶器まつり。
沖縄県が本土へ復帰して間も無い時でした。
娯楽の少なかった当時、沖縄の県民は年に一度開催されるこのお祭りを心待ちにしていました。毎年11月下旬に3日間開催され、お気に入りの作家の作品を求め、県内外からたくさんの人で賑わいます。
「これを見ないと始まらない!」
カーミースーブ
聞きなれない言葉ですが、カーミースーブとは、沖縄の方言で甕(カーミ)の勝負(スーブ)という意味。
戦前から伝わるこの勝負は、陶工達の技量向上や地域の祭事、娯楽として親しまれてきました。2チームに別れた陶工達が、与えられたテーマの作品をいかに早く、美しく仕上げるかを競い合いう陶工のプライドを賭けた熱き戦いです!
「壺屋陶器まつり」の見所
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- この日しか食べられない沖縄そば
- 会場である壺屋小学校のPTAによる郷土料理も見逃せません。先代から伝わるレシピを元に時間をかけて作られた沖縄そばとジューシー(沖縄の炊き込みご飯)を壺屋焼のマカイ(お椀)で頂く味は絶品!出汁がしっかり出て澄み渡ったスープは、飲み干せてしまうほどまろやかです。
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- ロクロ体験
- 壺屋焼を実際に体感して、多くの方にファンになってもらいたい!と言う気持ちから、毎年無料でロクロ体験が出来ます。(作品を焼き上げる場合は有料)子供から大人まで、沖縄の土に触れ、心静かに集中できるまたと無い機会です。邪念を捨ててチャレンジしてみてください。
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- 県内各地から大集合
- 沖縄県内に点在する壺屋焼の窯元が一同に集合する3日間。お財布と相談しながら、色々な焼き物を吟味できる絶好のチャンスです。
沖縄県内に点在する壺屋焼の窯元が一同に集合する3日間。色々な焼き物を吟味できる絶好のチャンスです。また、普段は中々お目にかかれない陶工達とのゆんたく(ゆっくりお話)もオススメです。
※第43回陶器まつり(令和4年)では感染対策により「ロクロ体験」及び「沖縄そばの出店」は中止となります。